今回は、自然布と紙布。
原始布は、登録商標?なので、使えないとのこと。 まずは、紙布(しふ)。 *丹波布のような色使いの縦縞の紙布、薄くてきれいな布団側。 *藍の型染めで扇に牡丹柄のしっかりした布団側、3枚はぎ、紙布の特徴のぶつぶつ。 *庄内の真田帯、緯糸の紙糸は、見えない。帯の端の始末が両端で違う。 紺・白・水色・黄土色のすっきりした縞。 *汗はじき まず用途として、汗よけではなくて、 空気を含んで保温効果のために使われたらしい。汗はじきを研究した資料がないらしい。 汗はじきを使った人は、もう生きていないのかなあ?と思った。 大正生まれの人の親世代が着ていたとかいう話はないのかなあ? 中国の生成り色のもの。 日本の藍色のもの。 *はばき 植物の繊維の経糸に紙糸(白)綿糸(黒)で模様が織ってある。 「はばき」と言われてもピンとこなかった。 葛布 型染めの縞が美しい袴。よく見ないと織り縞のようにみえる。 藤布 山形の鼠ヶ関(ねずがせき)の山藤糸に和紙が巻きつけてある糸で織った藍色の仕事着? 藍がすれて趣のある感じになっていた。 おおつづれ たて糸ー藤 よこ糸ー藤糸に反故紙を巻きつけ 榀布 細くていきれいな布を見せていただいた。 佐渡の榀布は、東北のものより明るい色をしているそうだ。 オヒョウ(ハルニレ)の布 アイヌ、布端の糸が、木の繊維という感じだった。 糸の太さが不揃いで、布幅も途中で変わっていた、何かの使用目的らしい。 アーランチェ 生成りと黒の大柄の格子がモダン、素材、どこで織られたか不明。 糸ははりと透明感がある。 あんぎん(編衣) 新潟秋山郷、青苧の糸、仕事着、とても使い込まれているのかしなやか。 フィリピンのアバカのパフスリーブ、アバカのネットに刺繍がきれい。 ピーニャのハンカチ?とても薄く繊細、ドローンワークをするのも大変そう。 バラエティーに富んだものをいろいろ見せていただいた。 メモに書いたもので、間違いがあると思います。 次回は、「はぎ」 布を接ぐだそうです。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
by karumian
| 2012-06-16 22:42
| 布関係
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平野奈緒子染色展vol.27
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