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観音の里の祈りとくらし展Ⅱ 内覧会。

7月4日 東京藝術大学大学美術館
「観音の里の祈りとくらし展Ⅱ―びわ湖・長浜ののホトケたち―」の内覧会に参加した。

私は湖北の観音像というと、まず向源寺の国宝十一面観音立像が思い浮かぶ。


今回の展示は、日本屈指の観音の里・長浜から40躰以上の仏像が一堂に会する。
村のホトケは、中世以降は、「惣村」と呼ばれた村落共同体の中で守り継がれ、
現代の自治会へと受け継がれている。
長浜では、観音信仰が日常生活の中に満ちている。
中世以来、現在まで存続する村や自治会によって守られてきたが、
現在地域の過疎化によりホトケを守ることが非常に困難になっている。
今回の展示では、村で守り継いできたホトケたちが、日本の中で誇るべきものであることを、
地元の方々に再認識して頂く意味も持っている。
          配布された資料より


会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
観音の里の祈りとくらし展Ⅱ 内覧会。_e0086881_22252222.jpg

長浜に行っても、一度にまとめて見られることはない。
一か所ずつ連絡して見せていただく。

来現寺 聖観音立像 重要文化財 平安時代 
下半身の衣文のすれた木目がいい感じ。
観音の里の祈りとくらし展Ⅱ 内覧会。_e0086881_2229429.jpg

観音寺 伝千手観音立像 重要文化財 平安時代
今回初めて厨子を出て、360度ぐるりと見られる。
観音の里の祈りとくらし展Ⅱ 内覧会。_e0086881_22403546.jpg


村でホトケを守り継いでいくの、とても大変なことがと思うが、
博物館ではなく、出来る限り守り続けて欲しい。

向源寺、戦国時代の秀吉・三成・浅井三姉妹の縁の地、長浜をいつか訪ねてみたい。


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「観音の里の祈りとくらし展Ⅱ―びわ湖・長浜ののホトケたち―」

会   期 * 2016年7月5日(火)~8月7日(日)
開館時間 * 10:00~17:00 (金曜日は~20:00) 入館は閉館の30分前まで
休館日   * 月曜日 (ただし7月18日は開館)、7月19日
会   場 * 東京藝術大学大学美術館





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by karumian | 2016-07-06 23:04 | イベント | Trackback | Comments(0)
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