世田谷ものづくり学校の布の教室、今回は紙布。
たて糸は、藤。 石ずり紬を模して、紙糸のつなぎを結び(ぶつぶつに見える所)、石でこすって風合いを出している。 仕事着。 実物は、黒。 何か迫力が感じられた。 こちらは、たて糸が絹。 和紙も細く糸にしてあり、薄い布。 織ってから、型染めがしてある。 吉田さんのお話では、江戸時代庶民は、綿、麻しか着るのを許されなかった。 古着の絹はOK。 それで、工夫をして絹に似せたり、古着をパッチワーク風にしたりした。 必要に迫られると、いろいろな工夫をする、それが作為で無いので、今見るととても美しい。 物事すべてに置いて、恵まれすぎていると本質が見えなくなってしまう。 制約されている所からの方が、物が生まれる。 物が溢れて楽をしている私たちには、本当の物を作るのは難しい。
by karumian
| 2006-02-18 23:06
| 布関係
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平野奈緒子染色展vol.27
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